初トレッキング@宮島

観光客の人達はもちろん,広島人でもあまり知らない宮島のスポット。
宮島の秘境シリーズ第1弾は,室浜砲台跡地です。
おせちと,お屠蘇と,ゴロ寝でなまった身体。
気合を入れるために宮島へ。
JR宮島口着。松大観光フェリーで宮島へ渡ります。
初詣シーズンとあってフェリーは満員。
10分間隔の折返し運転で,行列だけど,待ち時間はほとんどゼロです。

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初詣参拝客と観光客でごったがえす通りを抜け,水族館前へ。

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そして大元公園の横。大元隧道を抜けると人ゼロです。

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海岸沿いの林道。緩いアップダウンの道をテクテク歩きます。
ところどころに雪が残っています。
滑らないように足の置き所を選んで歩きます。

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初日の出を見に宮島弥山に何度か登ったこともありますが,
こんな日はツルンツルンに凍っていて超危険。
そうじゃなければ今日も弥山のぼりたかったんだけど。

多々良林道入口。ここを左に曲がると奥の院をへて,宮島山頂に着きますが,
一昨年,奥の院へ向おうとした若い女性の観光客が遭難。
二日後に普通徒歩ではいかない青海苔浦近くの山中で救助された所です。
凍結の可能性も高いので今日は行きません。

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1時間ほど歩くと,広島大学の植物研究所の敷地に入ります。
まあ,敷地といっても特にかわりばえしない道ですがw

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研究所の前から海岸へ。

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そして再び山に入って「室浜砲台跡地」到着です。

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この先に内侍岩(ないしいわ)という伝説の岩があるのですが,山道になるので,
今日は砲台で折り返しました。

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帰り道。
多々良潟

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左は崖。そして海岸です。

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帰りは近道をします。
干上がった海岸を横切り,大鳥居の前を歩いて帰りました。

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内侍岩伝説
平安時代、厳島神社の巫女のことを内侍と呼んでいました。
内侍は都からくだってきた貴族をもてなす係でもありました。
17歳の有子内侍(ありこないし)は、下ってきた貴族=大納言である徳大寺実定
(とくだいじさねさだ)と恋に落ち,夢のような時間をすごします。
しかし実定は都へ帰る身。実定が京に帰る時、有子内侍は,実定が乗った船を,
この岩に上がって,泣きながら船が見えなくなるまで,手を振り続けて
見送ったと云われています。
その後,有子内侍は恋心を抑えきれずに,船で都に向かいます。
しかし,左代将の実貞と名もない巫女の有子内侍は身分が違いすぎ,
有子内侍は及ばぬ恋と身を引きます。そして,かなわぬ恋にこの世をはかなみ,
「はかなしや 浪の下にもいりぬべし 月の都の人や見るとて」 
という辞世の歌を詠み,海に身を投じました。

 

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失恋して,内侍岩にあがり,広島へ向かって手を振る
(2009年2月Rikaさん撮影)

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